第2回オンライン出前授業を実施しました

弊社では、国際理解教育/キャリア教育の出前授業を実施しています。

Bonjour! Ça fait longtemps.

こんにちは、ご無沙汰しております。

元セネガル隊員、入社2年目の社員Yです。

今回は東京都足立区の中学校様からご依頼を頂き、中学校3年生計5クラスを対象に出前授業を実施しました。

先生から「異文化理解、他者理解」について話を取り扱ってほしいとのご要望を頂いたので、日本在住でベナン出身のアスマさんをゲストスピーカーとして迎え、ベナンとセネガルの話を中心にテーマに沿って授業を行いました。

気がつけば3ヵ月も経ってしまいましたが、楽しかった記憶を辿りながら、出前授業の様子をご紹介します。

5クラス同時中継!

今回も新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、オンラインで実施する事になりました。

前回もオンラインで実施したこともあり、よしよし、何となくイメージはできているぞ、と安心したのも束の間。

「5クラス、各教室同時配信でお願いできますでしょうか。」

というご要望を頂きました。

5クラス同時配信・・・参加型の授業にしたいと思っていたので、上手く生徒さんを巻き込んで授業ができるかどうか、かなり不安でした。

1番の不安要因は5クラスが同時に接続に成功できるか、だったので、先生や生徒さんに2度接続テストにご協力頂きました。

そのおかげで、特にトラブルもなく無事に当日の授業を成功させることができました!

授業内容

先生から「異文化理解、他者理解」をテーマに授業を行って欲しいとご要望を頂きました。

ということで、今回は

  • セネガル
  • ベナン
  • 環境(自然、ごみ)

をキーワードに異文化理解、他者理解に関する内容の授業を実施しました。

事前にこのキーワードをお伝えしたところ、調べ学習をして下さっていました。

一部の生徒さんの作品をご紹介します。

素晴らしい!!!

イラストを使って項目ごとにまとめられていて、分かりやすいです。

個人的にセネガルの国名の由来についてとても興味を持ちました。

セネガルの国名は、ウォロフ語で「Sunuu Gaal」=「我らのカヌー(船)」を意味しているようです。

諸説あるそうですが、アフリカには川や海をに由来する国名が多いようなので、セネガルは西部を流れるセネガル川と由来が関係するのかもしれませんね。

「Bonjour 西アフリカ!」

今回もセネガルとベナンのお話なんでタイトルは「Bonjour 西アフリカ!」にしました。

もくじはこんな感じです。

  • 自己紹介
  • グループワーク(世界地図を描いてみよう!)
  • ベナンのお話(ゲスト アスマさん)
  • セネガルのお話
  • 国際人とは?
  • 質疑応答

(9:45から11:35まで、計2コマ頂きました。)

5クラスの生徒さん + 今回のゲストのアスマさん  自分

が、無事に接続できるかドキドキ・・・・

※写真の掲載許可を頂いています。

わー!繋がったー!!!

googlemapを使って、セネガルで住んでいた家を紹介。

こんな感じで無事に授業を開始することができました。

セネガルのお話は前回の出前授業と大体一緒なので、今回は割愛します。

ベナンのお話

今回のゲスト、日本在住10年のアスマさんによるベナンのお話です。

出前授業は初めての経験ということでしたが、優しい語り口調で楽しそうに話をされるので、どんどん話に引き込まれました。

ちなみに皆さんは上の赤い実(下に豆のようなものがくっついている)をご存じでしょうか?

カシューナッツの実 

なんです!

日本で我々が口にするカシューナッツは種子の部分で、上の赤い実の部分はあまり馴染みがないですよね。

この実の部分はカシューアップルと呼ばれており、りんごに似た味がします。

確か初めて食べたのはカンボジアで、セネガルで懐かしながら食べたのを覚えています。

同じ西アフリカのベナンとセネガルですが、それぞれ独自の文化を持っていて、知れば知るほど本当に面白いです。

ITエンジニアとして日本で頑張るアスマさんの話に、生徒さんはとても刺激を受けたと思います。楽しいお話をありがとうございました!

グループワーク

オンラインだからこそ参加型の授業にしたかったので、今回はこんなグループワークに取り組んでもらうことにしました。

  1. 3-4人のグループに模造紙1枚配布してもらう。模造紙に世界地図を描く。
    前回の出前授業で行なったグループワーク)

  2. 以下のような「気づき」を付箋に書いてどんどん世界地図に貼ってもらう。
    (イラストでもOK!)
  3. 自分が書いた「気づき」から1つ選んで理由と一緒にグループ内で共有。
  4. 「国際人とは?」どういう人だと思うか、付箋に書いてグループで共有。

今回の出前授業ですが、実は終了した時点では手ごたえを感じていませんでいた。オンラインでは生徒さん達の空気感も熱量も感じ取ることはやはり難しいです。

しかし、生徒さん達の模造紙を見た時、「あぁ~やってよかったー!」とようやく達成感を味わうことができました。

こちらが伝えたかった事をしっかり受け取ってくれていて、更に想像以上の気づきを持ってくれました。

素直でまっすぐな気づきに、私自身気づかされたことの方が多かったように思います。

視点も思考も凝り固まっていたかもなぁ・・・と反省しつつ、今後の出前授業の参考にしていきます。

生徒の皆さんから頂いた感想はこちらにまとめています!

出前授業って、楽しい。

新しい知識を得る、気づきを得る、それをアウトプットして共有できる機会って、普段の生活では意外とないですよね。出前授業を実施する度に、私自身が1番楽しんでいるのが本音です。

ただでさえコロナ禍で人と関わる事が少ないですが、伝えることも、共有することも諦めたくないなと今回改めて感じました。

オンラインでも工夫すれば十分学びの場は作れるので、引き続き頑張っていこうと思います。

今回出前授業を依頼して下さった学校様、生徒の皆さん、アスマさん、ありがとうございました。 Merci beaucoup!

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第2回オンライン授業、生徒さんの感想記事はこちら