リモートワークの多国籍チームで進める設計フェーズ体験記

1. はじめに

リモートワークが定着しつつある中、弊社メンバーがシステム開発の設計フェーズを、ベトナム・中国・韓国のエンジニアとともに進める機会がありました。国境を越えて協力し合う中で得られた気づきや学びを共有します。

2. プロジェクト概要

今回、弊社メンバーが担当したのは「概要設計」フェーズです。現行システムのリプレースにあたり、要件定義書と現行システムの設計書を照合しながら、新システムの設計書を作成しました。(国際協力案件ではありません)

チームは日本が中心で、ベトナム・中国・韓国のエンジニアも加わり、多国籍な体制で進めました。

3. リモートワーク環境とツール

4. 言語と文化の壁

初めての多国籍チームに参加するにあたり、当初は「英語でやり取りするのかな」と少し期待していました。ところが実際には、すべてのコミュニケーションが日本語で行われました。各国のエンジニアは日本語の読み書きや会話をほぼ完璧にこなし、敬語も自然に使いこなしていました。違和感のある表現がごくまれにある程度で、コミュニケーションに支障はまったくありませんでした。

また、働き方の違いといった文化的な壁もまったく感じませんでした。

今回のプロジェクトでは、国籍に関わらず全員がリモートワークで作業していたため、国境を意識することなく、スムーズにプロジェクトを進めることができました。

5. 得られた成果と学び

国際的なメンバーとの協働は、語学力やドキュメント力の重要性を改めて認識させてくれただけでなく、互いを尊重しながら成果を出すチームワークの大切さを実感する機会となりました。

この経験を通じて、今後のプロジェクトでも異なる文化や考え方を積極的に取り入れることが、より良いシステム開発につながると確信しました。

6. まとめ

多国籍チームで概要設計を進めた経験を通じて、「国が違ってもエンジニアは同じゴールを目指せる」という実感を得ました。今回の案件は、とても貴重で有意義な体験となりました。

そして「インターナショナルに働くには、やはりこれほどの言語力が必要なのか。私も頑張らないと!」と、語学学習へのモチベーションが一層高まりました。