新人研修サブ講師の1日

こんにちは。ガーナOGで社員のOです。
弊社には青年海外協力隊の経験者が多く在籍しており、その指導経験を活かして、ほぼ毎年、IT企業様向けの新人研修講師業務を請け負っています。2025年も昨年に引き続き、4月上旬から6月中旬までの2か月半にわたって、新入社員たちの成長を見守ってきました。この記事では、「新人研修サブ講師の1日」についてご紹介します。
始業前:研修準備・受講生とのコミュニケーション

朝は始業の1時間前には教室に入ります。というのも、早い受講生はその時間から出社してくるからです。
その日の授業内容を予習しながら、受講生と会話を交わし、研修へのモチベーションの変化などを観察します。これは非常に大切な時間です。中には研修内容についていけずモチベーションが下がっている受講生や、自分を追い込みすぎて疲弊している受講生もいます。そうした様子が見られた場合は、個別に話を聞き、メンタル面のサポートを行います。
研修中:メイン講師のサポート・受講生の質問対応

弊社が担当しているのは、IT企業様向けの新人研修であり、その内容はプログラミングをはじめとするIT技術に特化しています。
新しい単元では、講義と演習がセットで進行します。演習中は、受講生からの質問に対応することがサブ講師の主な役割です。受講生の理解度に応じて声をかけたり、補足説明を行ったりしながら、学びをサポートします。
さらに、技術面の指導に加えて、社会人として求められる基本的な態度や言葉遣いなどのマナーについても指導を行っています。
お昼休憩:他クラスの講師陣との情報共有

新人研修は、複数のクラスに分かれて実施されています。そのため、昼休憩の時間を活用して、他クラスの講師と授業の進捗状況や受講生の様子について情報共有を行います。ちょっとした雑談の中から、指導上のヒントが得られることもあります。
終業後:日報の確認と返信・事務作業

終業後は、受講生一人ひとりに挨拶をしてお見送りします。このときも、受講生の表情を見て「疲れていないかな」「落ち込んでいないかな」など、さりげなく様子を観察します。
受講生は毎日、終業前に日報を提出します。サブ講師はその内容を確認し、返信コメントを記入します。誤字脱字や不適切な表現があれば指摘し、ビジネス文書としての基本的な書き方についてフィードバックします。これも、研修の大切な一環です。
また、必要に応じてメイン講師と受講生の様子について情報共有を行ったり、翌日の準備を進めたりします。
退勤は、研修終了からおおよそ1時間から1時間半後になることが多いです。
おわりに
サブ講師は目立たない存在に思われがちですが、受講生と最も近い距離で接する立場でもあります。日々の小さな変化に気づき、必要なフォローをすることが、新人たちの成長を支える大切な役割だと実感しています。